【新唐人2014年12月30日】ここ数日、中国ではGoogleのフリーメールサービス、Gmail(ジーメール)が全面的に封鎖され、多くのユーザーがSNSで不満をこぼしています。
Gmailの中国ユーザーらが相次ぎネット上で、Gmailの送受信ができなくなったと不満をこぼしています。Gmailの中国でのアクセスグラフからも27日からのアクセスがほとんどないことがわかります。
Gmailはこれまで中国で度々妨害を受けていたため、ネット封鎖突破ソフトが使えないユーザーはパソコンまたは携帯端末のメールソフトを使うしかありませんでした。しかし、今回は全面的に封鎖され、中国ではGmailが完全に使えなくなりました。
「六四天網」 蒲飛さん
「Gmailは中国のネット検閲をうけないので、中国は不満に思っています。ネット検閲を要求しましたが、Googleは同意していません。だから今回のGmailの封鎖には驚きません」
ネット作家の荆楚(けいそ)さんは、Gmailだけでなく、Googleのすべてのサービスが中国では封鎖されていると話します。
ネット作家 荆楚さん
「Gmailは以前申請しましたが、使っていません。使うにはネット封鎖突破ソフトを使う必要があります。当局は検閲できない海外のメールソフトに対し、警戒しますので、このような措置を採ったのでしょう」
荆楚さんは、多くの人は海外の家族や親友とはGmailを使っており、また今は学生の留学申請期間中でもあるため、当局によるGmail封鎖は大きな不便をもたらすと話しました。
中国のサイト「六四天網」のボラティア、浦飛(ほひ)さんは、中共のネット封鎖は一般市民だけが対象で、政府部門は影響を受けないと述べます。
「六四天網」 蒲飛さん
「政府部門には独自のネット回線があります。商務部や政府機構は専用のネット回線で接続します。だからネット封鎖の影響を受けません」
実際、一般ユーザーに対するネット封鎖が強化されるなか、中共の官製メディアや政府機構は、海外のSNSに次々アカウントを設立しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/29/a1164784.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/李)